麻酔科医の監視下の全身麻酔後、頭を下げた姿勢をとります。上甲状切痕と下甲状軟骨の真中に、長さ4cmー6cmの頸部横切開を行います。上下の皮膚弁ができ、帯状筋が半分に分かれ、甲状軟骨が現れます。甲状腺鼻翼の横、軟骨膜の上昇をさせず真中から4mmの場所、または上甲状軟骨の境界線と下甲状軟骨の境界線から始まる前交連に、平行した縦の切開を行います。
前交連腱が付着している軟骨の一片が前方に引っ張られ、内部の粘膜、軟骨とともに声帯靱帯が現れます。この段階で甲状軟骨の内側面において声帯の損失を最小限に留めることは、声帯の伸縮を容易にします。前甲状軟骨の合わせ目でより長く声帯部分を削ることが可能になる為、切開の前に声帯を引っ張ることは非常に重要になります。
声帯は組織の削られた部分が付属の靭帯と声帯の前部で前甲状軟骨から成るよう、双方で切開されます。切除された声帯靭帯の長さは、片側それぞれ約6ミリとなり、切除した前甲状軟骨よりも約2ミリ程長くなります。最初の縫合を声帯レベルに合わせ、残りの甲状軟骨と声帯を含んだ咬合となるよう行います。残りのステッチで甲状軟骨閉鎖を完了し、管が挿入されます。帯状筋は中央線で再接合し、皮下および皮膚閉鎖は各層ごとに行います。
傷を3日間濡らさないようにし、術後4日間はやわらかい食物をたべること。また声帯はとても弱いので 術後2週間は声を出さずに生活します。手術の後1ヶ月間は2週間ごとに、その後は1ヶ月に1度、メールにて経過報告を行います。
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