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TESE(自己精子)技術とは
 
 

精巣内精子採取TESE (testicular sperm extraction)手術とは

 

乏精子症、 無精子症の男性患者さんに対し、陰嚢を0.5cm〜1.0cm ほど切開し、精巣内から直接精子を採取して、これをパートナーの卵子に顕微授精させる生殖補助技術 (ART) です。 肉眼で行う手術を TESE と言い、顕微鏡を用いた手術を MD-TESE と言います。 精巣生検で精子が無く精子細胞の状態でも妊娠が可能です


TESE手術の説明

 

TESE は、陰嚢を0.5cm〜1.0cm ほど切開し、精巣内部の「精細管」と呼ばれる組織を採取し、精子の有無を調べます。この時、顕微鏡を用いて精巣内を観察し、状態の良い精細管を選んで採取するのが「 MD-TESE 」(顕微鏡下精巣精子採取法)です。

 

手術前日は絶飲食です。手術前に 血液検査、心電図、血圧測定の検査をします。 手術が 20分程度の短時間で終わる場合は、局部麻酔が用いられ術後は当日帰宅も可能です。しかし、長時間に及ぶ場合には全身麻酔が用いられるため1〜2泊程度入院となることもあります。術後は切開した患部や神経の繋がっている下腹部・腰あたりの疼痛が 4 日から一週間程度続きます。

 

局部麻酔(意識あり)、硬膜外麻酔・脊椎麻酔(下半身麻酔、意識あり)、全身麻酔 ( 意識なし、心電図等の検査必要 ) の麻酔後、手術を受けます。いずれの方法でも、術後はしばらく痛みと闘わなければなりません。採取された精子は受精まで凍結保存されます。

 

TESE手術の必要な人

 

無精子症 ( azoospermia ) は精液中に精子が見られないもので、全男性の 1% 、男性不妊症の患者さんの 10 〜 15% にみられるとされていますが、精液がまったく出ない無精液症 aspermia とは違うものです。精巣前性無精子症(二次性精巣機能障害) 、 精巣性無精子症(原発性精巣機能障害 )、 精巣後性無精子症 等があります。

 

また、 無精子症は閉塞性無精子症と非閉塞性無精子症に分類されます。閉塞性無精子症は精子の通り道(精巣上体や精管)に通過障害があるために射出精液中に精子が認められない疾患です。非閉塞性無精子症は精巣での精子形成機能が著しく低下しているために精液中に精子が認められない疾患です。特に非閉塞性無精子症では TESE が精子を回収する唯一の方法です。

 

染色体異常によって男性の600〜1000人に1人の割合で起こるとされているクラインフェルター症候群とは、性染色体異常の一つで、X染色体をもう1本余分にもっています。正常なXY染色体も存在するモザイク型と、XXY染色体しか存在しない非モザイク型があり、非モザイク型の場合は精液中に精子が存在しない無精子症であることから、 TESE で精子を回収する必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

 
   
   
 
 
 
 
   
 
 
 
   
 
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