卵子提供による体外受精とは
卵子提供 (エッグドネーション)による体外受精プログラムとは、子宮に問題なく、何らかの原因で卵子が使えない場合、卵子を提供する 20 代〜 30 代前半の 第 3 者(卵子ドナ−・エッグドナー)から卵子の提供を受けて体外受精するプログラムです。エッグドナー (提供者) は、卵巣で複数の卵子を作るために卵巣刺激の治療を受けます。受け取り者は受精卵を受け取ることのできる子宮の状態に準備するためのホルモン治療を受けます。エッグドナー (提供者) から卵子を採卵し、 ご主人の精子により体外受精を行なった後、受け取り者の子宮に受精卵(胚)を移植し、受け取り者がご自身で妊娠、出産の過程を体感してお子さんを授かる方法です。奥様が出産されるお子さんは、 ご主人と遺伝的つながりのあるお子さんであり、 ご夫妻の「実子」として戸籍登録されます。 子宮に挿入されなかった残りの受精卵は、冷凍保存されます。
卵子提供が必要な人
生まれつき卵巣に異常がある方 ・遺伝的病気などで自分の卵子では妊娠できない方・自然閉経 ・腫瘍、癌などで卵巣を摘出された方・ 早発閉経(ターナー症候群を含む)と 診断された方・ 高 FSH 値、加齢等、何らかの理由で卵巣の機能が衰えている方・ ホルモン剤の投与なしでは生理が起きない方・精子側の問題は無いが授精しない方・排卵誘発剤を使用した体外受精の採卵サイクルにおいて採取できる卵子が少量である方 ・過去に自己卵子の IVF で結果が出なかった方・ 子宮内膜症・卵巣嚢腫・チョコレート嚢腫などで、卵巣の状態が良好ではない方・ 何度も流産を繰り返している方などが対象となります。
卵子提供による体外受精の成功率
卵子提供プログラムの成功率は、 一般的に全生殖医療の治療プログラムの中で最も高くなります。妊娠成立への鍵は、生殖力の高いドナー卵子であること は言うまでもありません。 卵子提供プログラムにおいては、初回新鮮胚でのサイクル成功率が 75 %にも上りますが、二度目の挑戦が必要な場合もあります。卵子提供による治療の場合、初回移植した新鮮胚の他、余剰胚が得られるケースが殆どであり、それらの余剰胚を凍結保存し二度目以降のサイクルに使用することが可能です。そのような場合、 二度目以降は凍結・解凍サイクルにおいての移植となり、費用を抑えることができます。
(男性不妊治療も合わせて必要な場合は、別途お問い合わせください。)
第 3 者からの卵子提供ができる国
日本では、卵子提供(エッグドナー)による体外受精は、今のところ条件付きでしか認可されていません。アメリカは日本人向けの 卵子提供 ・ 代理出産 のエージェンシーも多く、州によって多少異なりますが、生殖技術を受けられる条件や精子・卵子提供も本人の同意でよく、一番規制が緩やかな国と言えます。 タイでの卵子提供による体外受精は広く受け入れられています。ヨ−ロッパ諸国のイギリスでは、人工受精やヒト胚の実験の実施も認定機関でのみ許され、ドイツ、フランスでは胚に対する操作や実験は禁止されています。精子・卵子の提供は、イギリス、フランスでは本人同意・無償・匿名・嫡出否認の禁止の条件つきで認可していますが、ドイツ、スウェ−デンでは他人からの提供精子・卵子・胚の体外受精は禁止されています。 以前は韓国でも盛んに行われましたが、現在は禁止されています。 タイは観光地として日本人には知られており、 日本からも約6時間と近く、ご旅行に不慣れな方でも安心して滞在できます。治療以外でのアクティビティーも豊富です。
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